登り窯
益子の通りの可愛い感じのお店に入った。 お店の奥で、若い主人が革製品を編んでいた。 そのわきで、乳飲み子を抱いた女性が暖をとっていた。 ほのぼのとしたお店には、革製品の小物と陶器がバランスよく並べられていた。

車を止めた空き地の、すぐ隣の喫茶店に入った。 ドアのハンドルのねじ回しに目がとまった。 手作りの陶器の食器に、おいしいお料理が盛られていた。 「よければ、益子で一番古い登り窯をご覧になってください」感じのいいおかみさんが声をかけてくれた。

朽ち果てた登り窯が、すぐ裏手に横たわっていた。 大量の陶磁器を焼いていた往時が偲ばれる。
登り窯は、二昼夜 約60時間焼くという。 1日かけて、約1、300℃に温度をあげて保っていく。 職人独特の勘によって行われるという。
マーチャンをのぞく家族の作品は、やがてウララ2の電気釜で焼かれることになる。


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